Reuse papers again

以前探しに探した紙の再利用、再活用の方法について、今度はアカデミックなアプローチをすることに。

というのも、カバンを作ったりランプシェードにしたり何か”物”にするより、やはり農場で使いたいそうで。

なので、紙を土壌にすきこめないか、土に還元出来ないか、また肥料にならないか、その可能性を研究論文などで探ってほしい、と言われた。どこの国でも、オフィスからは大量の紙が出るし、普通に暮らしていても紙ゴミはたくさん出るので、再活用については研究されているだろうと。確かに。

 

ということで、Google Scholoarでキーワードを入れ、検索してみることに。

けれどなかなか的を得たような、どんぴしゃりな感じな論文に当たらない。

そこで、まず「土壌学」を研究されている大学の先生や実践している方にメールで尋ねてみた。いきなりのメールでいきなりの質問は厚かましすぎるなと思いながらも、そわそわと待っていると、すぐに返信が。どの方も丁寧に説明してくださり、関連データを添付してくださり、他のウェブページを教えてくださり、他の方にも聞いてくださったり。頭が上がらない。本当にありがとうございます。

 

ということで、結論としては、

農場で紙を肥料にすることは出来ないが、酪農場・家畜場で敷料として使い、牛の排泄物と一緒に混ぜると、発酵され、肥料になる

つまり、いったん酪農場で肥料化し、それを農場で使うことは可能性がある模様。実現出来そうな方法があった!と感動。笑

現実的には、Solheimarでは牛は飼っていないので、近くの酪農家とコラボレーションするか、紙を肥料にするために牛を飼うなどしなければならない。これについては、mentorに聞いて可能性を探ってみる。

 

関連して教えて頂いたことは、

・紙は土壌で分解されにくい。

・特に植物を育てている土地では、紙を投入してしまうことで植物に行くはずの窒素を微生物が奪ってしまうので、植物が育たなくなってしまう。

・ただ、やはり紙は紙として再利用することが、エネルギー的にも、資源的にも、環境的にも良い。

 

日本でもいくつかの場所で、紙を肥料として使う方法は先駆的に実験されているよう。ぜひCheck it out!